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アトピー発症のメカニズムについて
たんぱく質
先ず、湿疹を起こす本当の原因はダニやハウスダスト、花粉ではなく、それに含まれるたんぱく質であるということを頭に入れてください。そして特定のたんぱく質に反応し人体を守ろうとする抗体がよく話に出てくるIGE抗体というものです。
人体にとって有害だと思われるたんぱく質が認識できたら、そのたんぱく質専用のIGE抗体が作られます。そしてそのたんぱく質が体内に入ろうとしたら、IGE抗体がACTIVEになり、この侵入を防ぐために体の粘膜や皮膚に対してヒスタミンが分泌され攻撃し、対内への進入を阻止します。
これが具体的な
発疹のメカニズムです。
医師によってはここのレベルまでは説明してくれる場合もあり、これは人体としては極めて正しい働きです。それはダニや花粉だらけの部屋と布団で生活して湿疹が出ないほうが異常だと言えるからです。
ところがアトピー性皮膚炎の患者にはこのような環境で生活している人など先ずいないでしょう。ほとんどの方は部屋をこまめに掃除したり布団も清潔に保ったりされているはずです。
にもかかわらず、少量のたんぱく質に触れただけで、もしくは人体にとって有害ではないたんぱく質(スギ花粉など)に接触しただけで、IGEを大量に生産しヒスタミンが過剰分泌されるという症状が
アトピーや花粉症の真の正体です。
では、何故ヒスタミンが過剰分泌されるのか?この原因を「病院の一般論」ページで述べたような「体質」で片付けてしまっては、完治への出口はまったく見えなくなります。
アレルギー体質の本質
完治の方法を考えるとき、上で述べた「たんぱく質」がカギになります。上記の様にアトピーや花粉症の場合、たんぱく質に触れると湿疹がでると記述しましたが、たんぱく質は肉をはじめ、野菜や米にも含まれます。立派に体内に侵入しているではないかと思われるでしょう。
しかし、ここで理科で習ったことを思い出していただきたいと思います。たんぱく質はそのまま体に取り込むのではなく消化されて、アミノ酸に分解された後、体内に取り込まれます。そして体はアミノ酸から再びたんぱく質を合成して、体を作っていくというわけです。
ところで、たんぱく質はすべてアミノ酸に分解されるわけではありません。生卵やイクラなどの卵の系統は分解されにくく、肉を食べ過ぎても同じでしょう。では分解されなかったたんぱく質がどうやって体内への侵入を阻止されているかというと、小腸の粘膜ではじかれて体内に入れないようになっているのです。
健康な体の持ち主で、消化器官が強く、たんぱく質のほとんどがこうしてアミノ酸に分解されて、しかも分解されなかったたんぱく質は、しっかり小腸の粘膜ではじかれていたらそれでいいのですが、そうでない場合どのようなことになるのでしょうか?
小腸でたんぱく質をそのまま吸収してしまい、異物がまさに体内に侵入するわけです。
さてたんぱく質が進入してしまうと体がその異常を察知し、ヒスタミンを大量生産する体制を整えて外的に接触する、(本来は害にならないような)たんぱく質にも敏感に反応するようになります。これが外的なたんぱく質に過剰反応する「アレルギー体質」の本質です。
断食すればアトピーは飛躍的に改善することが実証されています。これは言い換えるとたんぱく質を摂取しなければアトピーは発生しないという証明になるでしょう。
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