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大人・成人について

 
アトピー性皮膚炎の症状は年齢と共に変化し、また同じ年齢であっても何が原因になっているかによってかなり異なります。一般的にアトピー性皮膚炎は、年齢で

@.乳幼児型アトピー性皮膚炎
A.小児(学童)型アトピー性皮膚炎
B.成人型アトピー性皮膚炎


に分けることができます。


大人・成人のアトピー性皮膚炎の症状


高校生になった頃より、アトピーによる湿疹が再び、顔面、体幹、四肢の伸側に広がってきます。早ければ、小学生・中学生でも同じ様な湿疹が見られます。外用剤で多少よくなっても、毎日塗っていないとすぐに悪化するために、どうしてもステロイド外用剤を止められない状態が続きます。

顔面の湿疹は治りにくく、成人型で特徴的です。原因として、化粧品・外用剤などの接触皮膚炎、日光による悪化の他に、花粉・ダニなどが鼻・眼瞼粘膜から侵入して顔面に発疹が生じます。外から見えるために精神的影響が大きく、それを化粧で隠そうとすると、かえって悪化したり、治療によって悪循環を招くことがあります。

成人になると、個人差もありますが、湿疹のために色素沈着が避けられず、ステロイド外用剤の使用の有無に関係なく、皮膚が黒ずむ傾向があり、特に首回りは衣類による皮膚刺激と汗の影響が強く、しばしば線状、さざ波状の色素沈着が見られます。

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アトピー性皮膚炎の重症度の表し方

■湿疹の程度を表します。
  ・医師または患者自身が外見から評価する場合と
  ・検査の数値から評価する場合があります。
■外見から医師が評価するとき、
  ・全体的的な湿疹の広がり、
  ・炎症の程度、
  ・びらん・浸出液の程度(かゆみの程度)から判定します。
■判定法には様々なものが考案されています。
  ・たとえば、重症、中等症、軽症の3段階、
  ・あるいは、0〜5の6段階で評価します。
■重症度には、
  ・単純にある時点での重症度の他に、
  ・治療や経過や日常生活に対する影響を考慮に入れた重症度もあります。
■検査数値としては、
  ・LDH、好酸球数などが代表的なものです。


かゆみの程度を数値化する試みとしてVisual Analogue Scale (VAS)があります。

ステロイド外用剤を長期に顔面に使用していると、徐々にニキビ様の発疹が出来てくることがあり、ステロイドの外用をやめると、顔が真っ赤に腫れることがあり、ステロイド皮膚炎(酒さ性ざ瘡)と呼ばれています。成人型のアトピー性皮膚炎の顔面の湿疹はこのステロイドざ瘡によく似た状態です。

ステロイド外用剤を使っていると、肘窩などの間擦部の湿疹はなくなりますが、四肢の伸側、体幹に湿疹が広がることがあります。ただし、痒疹型や貨幣状型の場合は、普通間擦部に発疹は認められません。

成人期は特に仕事の内容が症状に関係しています。

主婦は家事・育児のために手湿疹が多く、使ったゴム手袋の接触皮膚炎の為に手背にも湿疹が広がる場合があります。指輪・ネックレスなどの金属でも接触皮膚炎を生じ、そのような方はは歯科金属で下腿などに貨幣状型の湿疹が出来る場合もあります。

金属は一度体内にはいると外に排出されにくく、穀類などの食物や飲料水にもかなり含まれており、それだけ難治性で、また他のタイプの湿疹や蕁麻疹を作ることもあります。

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手湿疹は、美容師、理容師、調理師などの従事者でよく起こります。事務職のOLでも、会社でやったちょっとした水仕事で出来ることもあり、手湿疹はそれまでよくなっていたアトピー性皮膚炎の再発の引き金ともなります。手に使っていたステロイドをやめたとたんに全身に湿疹が拡大した方もいます。


接触皮膚炎は、他にストッキングや化学繊維などの衣類でも多く見られます。衣類は刺激の少ない綿が望ましいと言われていますが、近年は様々な染料、蛍光剤、防黴剤で加工処理され、残留した洗剤の影響も無視できません。

これらの衣類は、乾燥肌に対しては刺激性皮膚炎の原因にもなります。頸周囲、肩、背部、上腕伸側、腰周囲、大腿や下腿の伸側は衣類で湿疹の出来やすい箇所です。

男性の場合は、日常従事している仕事で湿疹が出来ます。いつも排気ガスを吸っている運転手、ほこりを全身に浴びている建設業者、機械油や金属屑でまみれている旋盤工、油などの有機化合物で一杯のガソリンスタンドなど、事務仕事を除けばアトピー性皮膚炎の悪化要因にならない仕事はないといった状況です。

事務職であっても朝早くから深夜まで働かされ、エアコンや壁から放出された化学物質の影響を受け、上司や同僚からいろんなストレスにさらされ、結局はアレルギーを含めて様々な内科疾患で倒れることになります。

成人アトピー性皮膚炎の症状

■顔面・体・四肢伸側のかゆみのある湿疹、色素沈着
■接触皮膚炎(化粧品、外用剤、金属、衣類、ゴム、仕事、)が多い、
■刺激性皮膚炎(手湿疹、衣類)、
■気管支喘息、アレルギー性鼻炎、結膜炎の合併
■病巣感染(扁桃炎、虫歯)・歯科金属による貨幣状湿疹、
■内科・婦人科疾患(肝炎、腎炎、心疾患、てんかん、妊娠、出産、子宮内膜症、卵巣嚢種)による湿疹、
■薬疹・中毒疹・化学物質過敏症(農薬、添加物、防腐剤、香料、排気ガス)、
■外用剤(ステロイドあるいはそれ以外のもの)による難治化、
■ストレス(肉体的、精神的)で悪化

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感染症は治りかけの信号の場合がある


顔にニキビができてくると、その部分の顔の湿疹がよくなることがあります。顔に単純ヘルペスを繰り返すようになると、顔の湿疹が軽くなります。

感染症はしばしばアレルギーの悪化を招きますが、その逆もあると言うことです。単純ヘルペスがアレルギー反応を起こし、顔の湿疹を作っていることがあるという説明からすると、何か矛盾していますが、もしそうならば、顔にニキビができるくらいプロトピックを多く使うということになりますが、それでうまくいった方とそうでない方がいます。

患者のアレルギー状態を、Th2からTh1に変化させるために、γインターフェロンが分泌されるような感染症を誘発するということです。


C型肝炎やB型肝炎などのウィルス性肝炎、自己免疫性肝炎、その他慢性肝炎、肝硬変などの肝臓の病気、いろいろな慢性腎炎、ネフローゼなどの腎臓の病気、子宮内膜症、卵巣嚢腫などの婦人科の病気、橋本病、下垂体機能不全などのホルモンの病気、ときに肝臓・胃・肺などの腫瘍でもアトピー性皮膚炎によく似た湿疹が現れることがあります。

但し、多くは肘窩などの間擦部には皮疹はなく、痒疹、貨幣状その他の典型的でない形状をとります。検査すると、IgE抗体、RAST値が陽性のこともありますが、たいていは陰性です。

中年以降になると、しばしば内科疾患のために薬剤を内服しています。日頃薬を飲んでいなくても、私たちの周りは薬のようなものであふれており、食品には、農薬や添加物、養殖ものなら抗生物質が含まれ、外の出ると排気ガスや殺虫剤、家の中でも防腐剤、芳香剤、防虫剤などいろんな薬剤に似た物質があふれています。

これらは一種の薬疹・中毒疹として全身に発疹を作ります。特殊な形態の発疹もありますが、全身にびまん性に紅斑が広がっていることも多く、肘窩に発疹あるような典型的なアトピー性皮膚炎もみられます。

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アレルギーマーチ


成人のアトピー性皮膚炎の方が喘息ができはじめると、湿疹がよくなる場合があります。ただ、そのよくなった要因が、内科の先生から、ステロイドの内服・点滴を処方されているとか、ステロイドの吸入を大量に行っているときは別です。

ステロイドの全身投与が湿疹を軽くしている場合、そのステロイドがなくなった場合、湿疹はステロイド使用前以上に悪化します。

単にアレルギーマーチとして喘息に移行したときは湿疹はよくなり、喘息ではなく他のT型アレルギー、例えばじんましん、アレルギー性鼻炎の症状が強くなったときにも、湿疹は軽くなってきたときが多いようです。

成人になり初めて発症したアトピー性皮膚炎は、何らかの原因があって発疹したと考えられますが、しかし、その原因はしばしば内科的なものであり、止めるに止められない仕事という事もあります。

結局は、症状をコントロールするために、ステロイド外用剤に頼ることになり、それは時として外用剤による接触皮膚炎や、ステロイドを塗っても良くならない状態(不応症)などを招きます。

外用剤が効かないと感じると、しばしば外用を中断しリバウンドのために湿疹が全身に拡大し、家から一歩も出られないようになります。湿疹が一度広がると、なかなか元には戻らず、外から見えるために精神的にも影響を受けます。

アトピー疾患は様々なストレスで悪化します。例えば仕事が忙しくなり、初めてアレルギー性鼻炎が出たというよう方は少なくありません。アレルギーは生まれつき持っているものであり、それまで何とか発症せずに過ごしていただけかもしれないのです。

「人類、皆、アトピー」という説があります。アレルギーを持つことで現代人は生き残ってきた可能性があり、何かの拍子にアトピー疾患にかかる危険性は誰でも持ち合わせています。

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