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かゆみと湿疹について

 
アトピーの症状を大別するとかゆみと湿疹に分けられます。

かゆみは、肥満細胞からヒスタミンなどが分泌されて起こるもの、炎症反応に伴って様々物質(サイトカイン)が分泌されて起こるもの、炎症反応が知覚神経系に影響して起こるもの等に分けられます。

湿疹は患者の免疫状態に関係し、異常なリンパ球、好酸球、血小板、繊維芽細胞、などによって作られており、アトピー性皮膚炎のアレルギーは、大きくIgE抗体の関係したものとリンパ球に関係したものに分かれます。

しかし、免疫系は複雑なネットワークを形成し、互いに密接に関係し合っている為に、単純にアレルゲンと抗体の結合だけでは説明できません。自律神経系やホルモン系にもつながっています。

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湿疹の色々な表現


■紅斑:炎症が起こり、皮膚が紅く見える様子。       
■丘疹:ごく小さなぶつぶつのこと。         
■結節:丘疹よりも少し大きなぶつぶつ。      
■びらん:ひっかいて、表皮に傷ができた状態(掻破痕)。          
■痂皮(かひ):びらん・潰瘍から出た体液(浸出液)が固まったもの。   
■亀裂(きれつ):湿疹のために皮膚が弾力性を失ってできた深い傷口。
         手指・足底などの関節部に多い。      
■鱗屑(りんせつ):皮膚の角層がはがれ落ちたもの。
          落屑はそれがはがれ落ちること。
■苔癬化(たいせんか):湿疹が長く続き、皮膚が硬くなった局面を
            つくること。 
■色素沈着:湿疹がよくなって皮膚が黒くなった状態。
      メラノサイトやメラニン顆粒の増加。
■色素脱失:湿疹がよくなって皮膚の色がつかない状態。   
■毛孔性(毛包性):毛穴に一致していること。          
■汗孔性:汗の出口に一致していること。

アトピー性皮膚炎の湿疹はいろいろな形態をとり、その形態から原因を推測できることがあります。例えば、扁桃炎や歯科金属によるアレルギーは、しばしば四肢などに貨幣状の湿疹を生じます。掃除していないために起きるダニアレルギーの湿疹は、顔では目の回りと鼻の下、汗の多い首、肘窩、膝窩などに多くできます。

湿疹は、紅斑・丘疹・結節など皮膚炎症の結果できた原発疹と、かゆみのためにひっかいたために修飾されたもの(びらん、亀裂、痂皮)に分けられ、丘疹・結節には、毛孔を中心としてできたもの、それとも汗孔周囲にできたもの、あるいはそれらに関係なくできたものに分けられます。

汗孔の周囲にできたものは、いわゆるあせも(汗疹)に相当し、アトピー性皮膚炎の夏に悪化する湿疹はあせもと同じであるという説があります(アトピー性皮膚炎のあせも説)。

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湿疹の特殊な形態


■貨幣状型:五百円玉程度の大きさの湿疹。四肢に多い。
      乳児の体にもよく見られる。
■環状型:周辺が盛り上がった円形の湿疹。乳児の体によく見られる。
■痒疹型:かゆみの強い結節が全身に広がったもの。
     ステロイドの副作用もある。
■線状型:苔癬化した硬く線状に盛り上がった湿疹。
     時に知覚神経の走行に一致し表皮母斑と似る。
■乾癬型:尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)に類似したもの。
     四肢・体幹の伸側、関節部の外側にできた苔癬化した発疹。
■斑状型:皮膚に広くやや盛り上がった局面。

貨幣状型、環状型、痒疹型、線状型、乾癬型、斑状型などの特殊な発疹型は、アトピー性皮膚炎の特殊型で、IgEアレルギーとは関係なく内因性のことが多く、ステロイド外用剤に抵抗性であり難治性です。

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