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子供・小児について

 
アトピー性皮膚炎の症状は年齢と共に変化し、また同じ年齢であっても何が原因になっているかによってかなり異なります。一般的にアトピー性皮膚炎は、年齢で

@.乳幼児型アトピー性皮膚炎
A.小児(学童)型アトピー性皮膚炎
B.成人型アトピー性皮膚炎


に分けることができます。


小児・子供のアトピー性皮膚炎の症状


乾燥肌


小児期になると、日常遊びなどで汗をかいていることもあり、乳幼児より乾燥肌による影響が減ってきます。冬季、ひどいときは全身粉が吹いたような乾燥肌(小児乾燥性湿疹)になることもありますが、かゆみは強くなく、むしろ夏季に汗部位に湿疹が悪化します。

この時期は感染症が多く、これを繰り返していると難治化し成人型のアトピー性皮膚炎に変化するきっかけになる場合があります。

とはいうものの、汗は確かにこの時期の悪化の原因になっていますが、スポーツをやめて全身に悪化する例があるように、汗は皮膚に水分や油分を補い、乾燥肌を軽くしていることもあります。

汗が多いと、まず汗のたまりやすい所(肘窩、膝窩、手首、足首、腋窩(わきのした)の前後、首)に湿疹ができます。

最初は、夏だけで冬にはよくなることもあり、一年中症状が続くようになると、びらんがひどくなり、皮膚が厚く硬くなったり(苔癬化)、色素沈着を伴ってきます。汗のたまるところが顔の場合、たとえば剣道などでは、顔全体に湿疹ができることもあります。帽子をかぶるスポーツは、額に湿疹ができやすいようです。

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湿疹


遊びやスポーツでも手湿疹はよくできます。ボールを使う競技で手指に多少とも湿疹ができるのは仕方ないかもしれません。

テレビゲームは手指の他に、同じ姿勢を長く続けるために、臀部にもよく湿疹ができます。裸足でゴム靴を履いていると、足底に湿疹ができることもあります(ズック皮膚炎)。

学校や幼稚園、塾などに行くようになると、長く座ることになれていないために臀部や大腿後面に汗をかいて湿疹ができやすくなります。

この湿疹は、座ることが悪化要因になっている為に、かなり治りにくいようです。正座すると、下腿の前面の乾燥肌がひどくなります。

スイミングに通うと、全身の乾燥に加えて、とびひ(伝染性膿痂疹)や水いぼ(伝染性軟属腫)にしばしばかかりますし、ゴーグルで眼囲に湿疹ができることもあります。

一般に塩素の多いプール(学校のプール、市民プール)は感染症が少ないかわりに、乾燥肌はひどくなります。一方、スイミングスクールのプールは塩素が少なくしていることがあり、感染症が多い傾向があります。

小児アトピー性皮膚炎の症状
■夏に悪化
■汗の多いところ(間擦部)の苔癬化を伴ったかゆみのある湿疹
■おしり・大腿後面の湿疹(汗、座ることの刺激)
■遊び・スポーツによる悪化(砂場・粘土遊び、野球で手湿疹と汗をかくところに湿疹)
■眼囲(アレルギー性結膜炎)、鼻唇部(鼻炎)の湿疹
■気管支喘息の合併(喘息が悪化すると、湿疹は軽快、シーソー型)
■春から夏にとびひ(黄色ブドウ球菌、溶連菌)
■ストレス(肉体的、精神的)で悪化し脱毛症も。指を吸うと親指の付け根に湿疹
■環境変化(幼稚園・小学校入学、引っ越し)による悪化
■小児科疾患(心疾患、ダウン症、てんかん、熱性けいれん他)による難治化
■冬季の乾燥肌(小児乾燥性湿疹)、ズック皮膚炎


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アレルギー


吸入性のアレルギーの強い子供は、乳幼児期を過ぎると、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎に移行する場合があります。

気管支喘息は季節の変わり目に感冒にかかり、外出などで疲れたときに出やすく、運動後、笑ったとき、花火などを吸い込んでも発症します。

発作が起こると、それの治療が湿疹に対しても効果があることがあり、湿疹が軽くなる場合があります。喘息発作が出なくなった頃から、湿疹が始まったり、再発する患者もいます。ステロイドの吸入剤や点鼻剤や点眼剤は、顔の湿疹に対しても効果があります。

アレルギー性鼻炎(花粉症)やアレルギー性結膜炎が始まると、鼻の周囲、特に鼻唇部、眼囲にかゆみが出現し、徐々に湿疹に変化します。セレスタミンなどのステロイドを鼻炎で内服すると、途端に湿疹もよくなり、一方それを止めると、たちまち湿疹が内服前よりも悪化することがあります。

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ストレス


アレルギー患者は、概してストレスに対して抵抗性がありません。

幼稚園に入学し、母親から離れたというだけで精神的な不安に陥り、それほどかゆくないのに実際以上に引っ掻いてしまう例があります。患者の多くは生真面目で、融通が利かず、変化が苦手で同じことをやりたがる傾向があります。

アトピー性皮膚炎があるために、学校で「いじめ」を受けることがあります。低学年に多く、「バイキン」「汚い」などの言葉のいじめ、手をつないでくれない、仲間はずれにするなどといった態度によるいじめがあります。

先生の対応が何よりも重要です。他人にうつる病気ではないこと、相手に対する思いやりの気持ちなど、クラスの中で十分話し合っておく必要があります。いじめられると、登校拒否にしばしば発展します。

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スポーツ


以前より肉体的には様々な鍛錬法、たとえば水かぶりやスイミングが気管支喘息で行われています。アトピー性皮膚炎にはスイミングは向いていないことがあり、野球、サッカー、陸上などの屋外のスポーツをすすめます。

体育館のスポーツはほこりが多く好ましくありませんが、屋外のスポーツは花粉や日光の影響を受けます。日光は毎日浴びていると影響が少ない事が多く、むしろ室内に閉じこもっている患者がたまに外に出たとき強い影響を受けます。

子供は大人と違って普段から日光を浴びています。小児期は顔に湿疹が少ないことから、かえってそれで湿疹が押さえられていると考えることも出来ます。

それでも秋の運動会のシーズンに悪化する患者は少なくありません。この時期は汗やほこり、キク科の花粉の影響が大きいようですが、夏休みの間ずっと冷房の中に閉じこもっていて、日光で酷くなったという子供もいます。

健全な体の成長がアレルギーを押さえていくことから、心臓の病気や脳性麻痺など他に内科的な病気があると湿疹が出やすく、また直りにくい傾向があります。脳は神経の中枢であり、ホルモンの分泌の制御を行っており、てんかんや脳性麻痺がある患者のアトピー性皮膚炎は治りにくいと言えます。

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