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乳幼児 赤ちゃん 新生児について

 
アトピー性皮膚炎の症状は年齢と共に変化し、また同じ年齢であっても何が原因になっているかによってかなり異なります。一般的にアトピー性皮膚炎は、年齢で

@.乳幼児型アトピー性皮膚炎
A.小児(学童)型アトピー性皮膚炎
B.成人型アトピー性皮膚炎


に分けることができます。


乳幼児(新生児・赤ちゃん)アトピー性皮膚炎の症状


生後1カ月


生まれたばかりの乳児(新生児、赤ちゃん、生後1カ月まで)は乾燥肌ではなく、特に顔面はむしろ脂が多い傾向があります。そのために、頬部・額部に新生児ざ瘡、頭や顔に厚い痂皮をはった局面(脂漏性湿疹)ができます。

ほとんどかゆみはなく石鹸で洗っているだけでよくなり、これらはアトピー素因のある赤ちゃんに多く、しばしばアトピー性皮膚炎に移行します。その後、顔や頭は急速に乾燥化し、時として洗い過ぎたために湿疹ができていることに気がつかない場合があります。

一方、秋から冬にかけて気候が寒くなり乾燥してくると、体や手足のの皮膚が乾燥してきます。衣類でこすれやすいところ、肩、腕の外側、背中、腰の廻りがひどく、特に風邪の後、発熱後、鼻水を垂らしているときなどが悪くなります。

乾燥肌に対する刺激は、抱いたときに当たる衣類でよく起こります。

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生後3〜4カ月


生後3〜4カ月になると、かゆみがある場合引っ掻くようになります。ただし、頭の後ろ、背中、下肢などはまだ上手くかけないために、衣類などにそこをこすったり、足と足でこするような掻破行動が見られます。

頭の後ろ(後頭部)をシーツにいつもこすっていると、ひどいときは脱毛が生じます。乳児のときは、ひっかく動作がかゆみの信号です。


寝がえりする時期


寝返りをする頃になると、寝具からの刺激がさらに強くなります。顔についたよだれの刺激とよだれに含まれる食物のアレルギーのために痒みがさらにひどくなります。

特に頬部は悪化し、引っ掻いて浸出液が大量に出てくることもあります。肘の外側、膝の前がこすれるようにもなります。

この時期は胎盤を通じて母親からもらった抗体がなくなり、いろいろな病気にかかりやすくなるころです。皮膚の細菌培養をすると、黄色ブドウ球菌、MRSA、溶血性連鎖球菌(溶連菌)などの細菌が検出されたり、顔全体に単純ヘルペスが広がることがあります。

溶連菌による二次感染は比較的掻きやすいところ、顔に、年齢が進むと膝の前に多く見られます。

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【乳幼児アトピー性皮膚炎の症状(出るのが早いものから)】
(1).頭、額の湿疹(脂漏性湿疹)、頬ににきび(新生児ざ瘡)、
(2).全身の乾燥(風邪などの感染症で悪化、特に冬季)、
(3).頬・額の湿疹(衣類、寝具などが原因)、
(4).頬・アゴ、首、胸の湿疹(よだれ、離乳食)、
(5).浸出液を伴った頬の湿疹(掻破、二次感染)、
(6).耳切れ、肘窩・膝窩の湿疹(掻破)、
(7).とびひ(黄色ブドウ球菌、溶連菌)、
(8).体・四肢の環状、円形の湿疹(風邪などの感染症)、
(9).こすれるところの紅斑(腕・肘の外側、下肢・膝の前側など)

やがて、引っ掻くのが不器用ながらも徐々に上達します。耳の上下の湿疹が亀裂になったり(耳切れ)、耳の前や後ろにもびらんを伴った湿疹が出来ます。

入浴時、服を脱がせたとたんにかきむしると、胸や腹、大腿にも掻破痕が広がり、汗をかくとかゆくなり、汗の多いところ、肘窩、膝窩、脇の下の前後などにも引っ掻き傷のある湿疹が出来ます。

兄姉がいれば、保育所などに預けているときは、生まれてすぐから風邪をひいたり、熱を出したり、時に水痘や麻疹にかかることがあります。ウィルス性・細菌性の感染症にかかると、熱が下がってから、さらに乾燥肌がひどくなります。

とくに、だらだら鼻水が続いているときは、体幹・四肢に環状または円形の湿疹が散在性に現れます。環状疹は外用剤に対して効果が少ないようですが、その割にかゆみは余り強くありません。

BCGやポリオなどのワクチンを接種してから、同じような発疹が体にできることがあります。また、高熱が続くと、一時的に湿疹が良くなることがあります。

尚、突発性発疹もまたウィルス感染後に起こる一種のアレルギー反応と考えられます。現在突発性発疹を起こすウィルスはヘルペス属のHHV-6と呼ばれています。これが2度、3度と起きる子もいます。

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生後8カ月


生後8カ月頃になりハイハイを始めると、ますます皮膚がこすれたり、汗をかくことが多くなります。前腕の外側、膝や下腿の前面に刺激性の湿疹が広がり、手首や足首にも湿疹が現れます。足首の湿疹は靴を履くようになるとさらに悪化します。

6カ月を過ぎると、歯が生え始め、よだれがますます多くなり、それによる湿疹が首から胸に拡大します。

離乳食にアレルギーがあると、よだれの中の食物アレルゲンのためにさらに症状が悪化します。上手に引っ掻く回数が多くなり二次感染を伴い、外用剤で良くなってもすぐに悪化することを繰り返します。

子供特有の遊びでも悪化します。砂場や粘土遊びでは手や下肢に湿疹が生じます。お母さんと一緒に風呂場で水遊びを毎日していると、お母さんにできる主婦湿疹のような手湿疹ができることもあります。

手湿疹はボール、バット、積み木、その他いろいろなおもちゃでも作られます。子供の精神的・肉体的発達を考えると、手の湿疹はある程度やむ得ないことと考えられます。

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